台風10号、東北地方に上陸

 迷走を続けた台風10号は、東北地方の大平洋沿岸を進み、福島県、宮城県を暴風雨圏に巻き込みながら北上し、宮城県・岩手県沿岸に上陸するもようと報道されました。

 東北地方に直接上陸する台風は、観測史上初とのことで、影響や被害が予測不能と言われ、不安の中、8月30日午後6時ごろ大船渡市付近に上陸しました。

 昼頃から吹き荒れていた風雨が、その時間には不意に収まり、不気味でした。その後、夜の9時ごろまでそのまま推移しました。通過する台風の目の左側に位置していた一関は被害が少なくて済んだのかもしれません。

 翌日以降の報道で、岩手県岩泉町、また北海道上川郡南富良野町の被害を知りました。岩泉町のグループホームの被災は、他人事と思えませんでした。べんりやも、グループホームでの介護職の経験があり、夜勤の際は入所者9人定員の1ユニットにつきスタッフが1人で宿直勤務していました。有事の際は、その1人で全員を非難させなくてはなりません。今回の岩泉町の施設の介護スタッフも、濁流の中、救助のためにさぞ全力で奮闘した事でしょう。しかし一人ではどうにもなりません。早期の避難警報や救助体制が間に合っていればと、いまさらながら思います。

 また、空知川が氾濫した北海道上川地方は私たち家族が長く暮らした思い出多い場所です。南富良野町、そして旭川、東神楽、東川、美瑛等々の方々に心よりお見舞い申し上げます。